進撃のクラファン・ソシャレン投資~”億リーマン”への道

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【LEVECHY(レベチー)】投資状況と実際使ってみての評価

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「LEVECHY(レベチー)」は2023年5月にサービスを開始した比較的新しい不動産クラウドファンディングです。黄色と黒が基調のポップなデザインを前面に出したブランディングは若干あやしい?印象も与えますが,実際の評判やサービスの品質はどうなのでしょうか。今回も,他の情報サイトではあまり扱われていないポイントを中心に,現在の運用状況,実際使ってみた上での評価をまとめていこうと思います。

利用履歴

 現在「LEVECHY(レベチー)」のファンドへの総投資額は50万です。

LEVECHYのマイページ

以下の評価で書きますが,LEVECHYは利回りが高めで魅力的な案件が多いのですが,抽選募集方式なのと募集~運用開始までの「投資資金の拘束期間」が長く,いまいち自分の投資スタイルに合っていないため投資金額が伸びていません。

今後の方針ですが,資金拘束期間が短縮されたり投資のタイミングが合えば,投資金額を増やしていきたいとは思っています。では早速評価していきましょう。

 

↓こちらに私のソシャレン・クラファン投資履歴をまとめています。

crowdfund.hatenablog.jp

基本情報

種類 不動産クラウドファンディング
運営者 株式会社LEVECHY(レベチー)
デポジット口座 GMOあおぞらネット銀行
平均利回り 6~12%
分配ペース 年次 or 償還時
出金手数料

GMOあおぞらネット銀行:無料

それ以外:145円

運用期間 6か月~1年
運用前資金拘束期間 4~6週
運用終了後資金拘束期間 運用期間終了時及び売却日より3ヶ月後を予定 
※早期の償還に努めており、運用終了から金銭分配(償還の実施)までの平均日数は6日間(2024年12月現在)。

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「LEVECHY(レベチー)」の評価

長所①:利回りよく魅力的な案件が多い

不動産クラウドファンディングが提供するファンドの平均的な利回りは5~6%程度ですが,LEVECHY(レベチー)は利回り10%前後が多いです。

LEVECHY2024年夏の目玉ファンド:ニセコ開発用地案件

また,一件一件の金額規模が大きく,かつ消費者,事業者目線でも魅力的に思える物件が多いです。そのためファンドの物件に興味を持ちつつ投資できるのと、投資物件の出口(売却)にもある程度安心感が持てるというのがあります。

長所②:クラファン業者では珍しい3・4号事業者

 LEVECHYでは,「不動産特定共同事業法に基づく3・4号事業者(以下、3・4号事業者)」の許可を取得しています。

LEVECY(3・4号事業者)と一般的な不動産クラファン(1・2号事業者)との違い(出典:LEVECHYページ)

 この表の下段にあるように,3・4号事業者であることで「信託保全」が必須となります。信託保全とは,投資家から預かった資金を信託銀行に預けて管理する仕組みです。投資家から預かったお金と,運営者(LEVECHY)が保有する金融資産が別に管理されるので,万が一運営者(LEVECHY)が破綻した場合でも投資家の資産が保護される可能性が高まります。

信託保全の仕組み(出典:LEVECHYページ)

 また3・4号事業者であることで,投資家をファンドの運営者(LEVECHY)自身の倒産リスクから隔離することができます(下図)。投資家の優先出資で購入した不動産の名義が”運営会社と異なるSPC(Special Purpose Company:特別目的会社)とすることで”,万が一運営会社が投資した場合でも投資家の資産である不動産は差押等の対象となりません。

他にも全てのファンドでLEVECHY自身が劣後出資するなど,様々な施策により保全性を高めています。

倒産隔離の仕組み(出典:LEVECHYページ)

短所①:案件が少ない

 「LEVECHY(レベチー)」では,1件1件の金額規模が大きいことを特徴にあげてきましたが,一方でファンドの件数が少ないです。例えば2024年に募集されたファンドをカウントすると計8件でした。つまり,2025年1月時点の見解にはなりますが,月1本以下のファンド組成ペースとなります。

 そのため普段使いのメインのクラファン業者でそれなりの規模の投資資金を運用する場合のように「償還資金を直ぐに次のファンドの投資回す」といった投資スタイルが取りにくいです。

質の低いファンドを乱発するより遥かに好印象ではありますが,ファンド案件多く投資し易いサービスが他にある以上,もし少し改善して欲しいポイントではあります。

短所②:運用開始までの期間が長い

 レベル違いの高いサービスの提供を目指す「LEVECHY(レベチー)」ですが,ファンド募集終了から実際に運用が開始されるまでの期間が他社と比べても長いというデメリットがあります。

 「LEVECHY(レベチー)」では,現状ではファンド募集を「抽選方式」のみで行っています。先着と抽選のどちらもメリット,デメリットがありますが,抽選の方式の場合,抽選に落選した場合,準備していた投資資金が使われないままとなり,投資の機会損失になる可能性があります。

LEVECHYファンド16号(抽選式)

  またLEVECHY(レベチー)の場合,ファンド募集から運用開始までの所謂「資金拘束期間」が業界平均と比べてもかなり長めとなっています。例えば,記事執筆時点で最新のこちらの募集中ファンド。このファンドの募集期間は,2025年1月16日~2025年1月26日となっていますが,運用開始期間は2025年2月28日と募集終了から1ヶ月以上先となっています。募集開始からでは1ヶ月半も先となっています。

また運用開始予定日はファンドの紹介ページでログインしないと見られない「会員限定情報」タブの下段の見つかりにくい場所に記載されていて,都合の悪い情報を敢えて分かりにくくしているようで,あまり印象も良くないです。そうすべき何かしらの理由は他にあるのかもしれませんが,他の多くのサービスが運用開始予定日について分かり易く情報提供できている以上,これができていないことはデメリットと言わざるを得ません。

運用開始日は,ファンド紹介ページの「会員限定情報のタブ」に(分かりにくく)記載されている

まとめ

 「LEVECHY(レベチー)」についてまとめです。利回りは平均10%前後と高く,黄色が基調のポップなブランドイメージながら保全性を重視した不特法3号・4号事業許可取得など,比較的後発のサービスながらしっかりと特色を出しています。一方,ファンド組成件数の少なさや(月1本以下ペース),資金拘束期間などの待機期間が長いこと,運用開始予定日の情報提示が分かりにくいなど目立った欠点もありますので,総合的に見てこの評価です。

LEVECHY評価

総合評価:★★★★★★★(7/10)

利回りは良いがファンド組成頻度が低めで投資がタイミングが合わせにくい難点も。現時点ではメインに利用するクラファンサービスに補助的に利用する使い方がおすすめか。

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