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【COMMOSUS(コモサス)】投資状況と実際使ってみての評価

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融資型のクラウドファンディングとして2019年からサービスを続けている『COMMOSUS』。運営する株式会社コモサスの親会社の株主であることから,最近ではTRIADや関係するCOZUCHIとのコラボ案件も目立ちますが,実際のところはどうなのでしょうか?今回も,他の情報サイトではあまり扱われていないポイントを中心に,現在の運用状況,実際使ってみた上での評価をまとめていこうと思います。

基本情報

種類 融資型クラウドファンディング
運営者 株式会社コモサス(第二種金融商品取引業者)
デポジット口座 三井住友銀行
平均利回り 5~11%
分配ペース 毎月分配,元金一括償還(半々くらいの割合)
出金手数料 月1回まで:無料
月2回目以降:770円(税込)
運用期間 6カ月~2年(1年程度が多い)
運用前資金拘束期間 10~20日前後
運用終了後資金拘束期間 1週間から10日程度

運営会社について

「COMMOSUS」を運営しているのは,融資型クラウドファンディングのサービスおよび証券や金融商品取引に関わる業務などを手掛けている「株式会社コモサス」です。

2022年12月1日より新名称に変更となり,クラウドファンディングの運営やインターネットを利用した金融業全般など幅広い分野で活躍しています。

COZICHIやTRIADとの関係

COMMOSUSと,COZUCHI,TRIADとの関係の一例
(首都圏近郊物流用地プロジェクトファンド(COZUCHI FUND3号))

 COMMOSUSで募集されるCOZUCHIコラボ案件について,COZUCHIと貸付先であるTRIAD社について説明します。

 まず,TRIADはCOMMOSUSを運営する株式会社コモサス,営業者の株式会社コモサスバンクの親会社である株式会社SOCIAL COMMON CAPITALの株主(8.6%)となっています。

 また,TRIAD社は不動産クラウドファンディング事業者であり,不動産特定共同事業における分類としては1号事業者です。

・第1号事業者:ファンドの募集および運営を行い,そこから得られた利益の分配を行う事業者
・第2号事業者:第1号事業者のファンド募集・運営を代理する事業者

 TRIAD社は自身でファンドの募集・運営,利益の分配を行うことができますが,ファンドの募集はCOZUCHIの運営会社:株式会社LAETOLI(2号事業者)や「COMMOSUS」の運営会社:株式会社コモサス(第二種金融商品取引業者)に委託しています。つまり,「COMMOSUS」のCOZUCHI案件では,「COMMOSUS」と「COZUCHI」の両方でTRIAD事業のための投資資金集めがなされているという構図です。

独自の先着後入金システムに注意

「COMMOSUS」ではファンド申し込みの際,いわゆる「先着・後入金」ですが,他社サービスとは少し異なっているので注意が必要です。入金前にファンド申し込みできますが,入金しないままファンドが満額に達すると,申し込みが自動でキャンセルとなってしまいます。ですので,実質的には「先着・前入金」のシステムとなっています。申し込み後にキャンセルにならないよう,予めデポジット口座に投資資金を用意しておきましょう。

利用履歴

 「COMMOSUS」の現在の投資額は515万です。クラファン業者20社以上に分散投資していますが,現在投資額では4位と多めとなっています。

COMMOSUSのマイページ

 これまでの償還実績ですが,早期償還が多めで一年ほどの利用で10本ほどのファンドが償還されています。そのうち2つが以下です(マイページに運用中・償還済のファンドのリストを表示する機能がないので使いずらいです。改善を望みます)。

 

COMMOSUSでの償還済ファンドの一部

実際償還されてみて分かるのが,運用後の資金拘束期間が短いということです。例えば,私が実際投資して早期償還された「杉並区高円寺プロジェクト」のファンドでは下記の償還・分配スケジュールでした(償還前に下記の情報を含むメールが送られてくる)。

<ファンド償還・分配スケジュール>
運用終了日:2025年1月31日
償還・分配予定日:2025年2月7日

 

長期連休などを挟まなければ,だいたい運用終了後7~10日程度で元金・分配金が償還されているようです。

今後の方針ですが,ときどきの資金移動で増減はあると思いますが総投資金額500万レベルを維持していく予定です。では早速評価していきましょう。

 

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COMMOSUS(コモサス)

COMMOSUS評価

長所①:高い利回りなどサービスレベルが高い

出典:COMMOSUSホームページ

「COMMOSUS」の想定利回りは4.2%~11%となっています。高利回りのファンドを選択していけば,業界平均より高いリターンを期待できます。また,ファンドの組成頻度は月に3~4件くらいと高めで,投資し易いのも魅力的です。

長所②:ファンドの特典が魅力的

 「COMMOSUS」は”高めの利回り”に加えて,「特典」も魅力的です。

ファンド募集に合わせて還元率高めのAmazonギフト券の特典サービスを,まあまあ高頻度に行っています。

また金券だけでなく,下記の「THE CITY」のファンドではファンドの購入金額に合わせて焼肉セットの特典がついたりと満足度の高い特典が魅力です。(ちなみに私も50万の投資で焼肉セットを頂きましたが,3人家族で1食分以上としては十分な量と品質の美味しい焼肉を楽しめました。)

シティホームズのファンドでは特典で焼肉セット貰える

長所③:「毎月分配」×「出金手数料1回無料」で再投資し易い

 「COMMOSUS」では,半数くらいのファンドの配当は「毎月分配」です。

あくまでのこれまで「COMMOSUS」を使ってきた個人的な経験からでは,利回り抑えめのファンドは「毎月分配」,8%以上など高利回りのファンドは「元金償還時一括払い」の場合が多いようです(2024年11月時点で自身で投資したファンド12件に例外はありませんでした)。

 また「COMMOSUS」では出金手数料が月1回まで無料なので,分配金の再投資がし易くなっています。ただし,デポジット口座の銀行が「三井住友銀行」なので入金時に手数料がかかりやや使いにくい点はあります。

短所①:微妙にサイトが使いにくい

 実際に利用して分かるやや残念なポイントですが,サイトが使いにくいです。まずログインの度にメールが来るのが仕方がないとして(確認しましたがオフにできない仕様),ログイン直後にメニューがアクティブになるまで微妙なタイムラグがあったります。

ダッシュボード

 サイトは見やすい白黒基調のシンプルデザインなのですが,情報提示がうまくありません。これまでの累積の運用実績など欲しい情報が表示されない,運用中のファンド一覧がコンパクトに表示されない,などの不満点もあります。他のサイトでも提供している,「月ごとの分配実績をグラフ化」するくらいのサービスは実現して欲しいところです。

短所②:高利回り案件で早期償還が多い傾向

 最初に断っておくと,これは誰にも当てはまる大きな欠点という訳ではありません。早期償還で利益が早期に確定して良いことだと思う方もいるでしょう。

 しかし,実際使ってみると高利回り案件ほど早期償還される場合が多い,との印象です。また先に書いたように,利回り抑えめのファンドは毎月分配,8%以上など高利回りのファンドは元金償還時一括分配の場合が多いです(2024年11月時点で自身で投資したファンド12件に例外はありませんでした)。早期償還は,実質利回りの低下につながります(アップサイド配当がない場合)。

 

crowdfund.hatenablog.jp

 

 そのため,総投資金額の規模の割に累積の配当金も少な目で,「COMMOSUS」の高利回りのイメージから期待されるほどのリターンが得られてないと感じることもあります。早期償還を良しとすると悪しとするかは,個人の好みにも依りますが,利用の際に留意して貰っても良いと思います。ただし,運用後の資金拘束期間が7~10日前後と短いので,実質利回り低下の影響が抑えられてはいます。

 

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COMMOSUS(コモサス)

まとめ

 COMMOSUSについてまとめです。高めの利回り,ファンドの組成頻度,特典の質,手数料などサービス面も良好で,システム面や入金先の銀行などの若干の不満はあるものの,全体的に高評価です。今後の,TRIAD,COZUCHIとの連携の行方は要注目です。個人的には様子を見ながらも現在の投資規模は当面維持する予定です。

COMMOSUS評価

総合評価:★★★★★★★(7/10)

利回り,サービスの質など全体的にサービスの品質は良い。ファンド組成頻度も高めで投資もしやすく,メインの投資先に足る融資型クラファン業者です。

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